書評:馬渕睦夫「2017年世界最終戦争の正体」

内容紹介

元駐ウクライナ大使であった馬渕睦夫の最新刊(当時)。
『「反日中韓」を操るのは、じつは同盟国・アメリカだった! 』で衝撃的な世界情勢分析をした馬渕氏が、
いま世界がどういう方向へ向かっているのか、独特の視点から解説します。
アメリカを牛耳るユダヤ人金融資本家たちが、自らの世界戦略のために、各国のナショナリズムをあおりつつ、
世界戦争を引き起こそうとしています。そして、それに対抗しているのが、プーチンであり安倍首相なのです。
その真実を白日の下にさらします。いま、日本はどうすべきか。警鐘の一冊です。

内容(「BOOK」データベースより)

世界統一政府を企む国際金融資本が全世界で戦争を引き起こす!世界を救えるのはプーチン大統領と安倍首相です!危機が迫っています!平和の鍵は北方領土返還にある! 


 書評: 結局、世界は今、グローバリズム対ナショナリズムの熾烈な戦いが繰り広げられているということなのだそうです。

 グローバリズム推進派の中枢は、国際金融資本、ネオコンなど左翼陣営なのですが、グローバリズムというのは聞こえがいいので、保守系の人たちでも、TPPなどグローバリズム推進派になっている人たちがかなりいます。安倍総理もそうだと思います。

 しかし、このグローバリズムは、ナショナリズムを破壊する思想で、共存を考えていないので、非常に危険な思想です。文化を破壊し、消滅させようとする思想で、要するに共産主義なのです。世界を統一して、個々の文化は必要ない、消し去るべきという思想です。

 この動きに、反対して登場したのが トランプ大統領です。アメリカは、この危険な思想に、気づいてきているのです。イギリスもそうです。EU離脱は、その表れです。

 今まで、グローバリズムを掲げ、戦争を仕掛け、莫大な利益を上げてきたのが国際金融資本、ネオコン勢力ですが、その動きに対抗する動き、ナショナリズムが世界的に起きてきているのです。

 また、プーチン大統領は、このグローバリズムに対抗している勢力なのだそうです。ですから、ネオコンは、必死になってプーチンつぶしを画策しているそうです。

 安倍総理は、トランプ大統領、プーチン大統領と気が合うようです。安倍総理は、ナショナリストでもありますから、根っからのグローバリストではありません。ですから、この3人が組むことができれば、世界は国際的な陰謀から逃れられるかもしれないそうです。そうなることを、祈ります。

 

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